エサレン®︎マッサージ&ボディワークが

生まれたエサレン研究所は、

カリフォルニア州西海岸沿いの

ビックサーにあります。

 

1960年代、人間の可能性を探究する

ヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントが

盛んになり、エサレン研究所はその中心として

開かれていました。

 

かつて先住民族のエサレン族の聖地でもあり

温泉がわいて、自然豊かな場所。

 

哲学やゲシュタルト療法などの心理学、

ダンスやヨガ、音楽、ボディワーク・・・

さまざまな分野の学びと

心身ともに解放された中で

数多くのボディワーカーが集まり

「触れること」を探究し、

 

「人間にはボディ・マインド・スピリット

全てがあり、ホリスティックなもの」

としてとらえ、

さらに東洋の考えから「氣」や「経絡」などの

アイディアまで取り入れられたようです。

 

 

全身を統合し、流れるようなロングストローク

自由な動きで身体を心地よく揺らすロッキング

深部の筋肉へ働きかけるディープワークや

立体的なストレッチ

繊細なエネルギーワーク・・・

エサレン®︎マッサージ&ボディワークじたい

スウェーデンマッサージを基本としながら

様々なボディワークの要素が加えられているのは

こういった背景があるからだと思います。

 

プラクティショナーによって

アプローチが全然違うし

常に変化し続けている。

 

手順など細かい決まりはないけれど

不思議とどれも

エサレン®︎マッサージなのです。

 

 

プレゼンス(今ここに在ること)

アウェアネス(気づき)

コネクション(つながり)

 

マッサージをする側も受ける側も

“共に在る”こと。

 

単に痛みや凝りを取ろうとするのではなく

丁寧に触れられることで

自分のからだの状態に気づき、

気づくことで自分のからだとも

つながり、少しずつ変化していく。

 

あるがまま、

そのままを受け入れてくれ

自分が大切な存在なんだと

感じられるようなセッション。

 

 

そういったことがベースにあり、

共通しているのかな、と思います。

 

エサレン®︎マッサージを学ぶ前に

よく目にしていた

 「波のようなロングストローク」「波のリズム」

という言葉。

 

エサレン研究所に行った時、すぐそばの海から聴こえる

波の音がからだの中にどんどん広がっていって

心地良いリズムと一体になり、

 

そのリズムで身体に触れていくと

セッションをしながら

自分も波の一部のような

そんな感覚になりました。

 

そして反対に受けている時も

心地よい揺らしやタッチに、

海に浮かんで

身をゆだねているような

そんな心地よい気分になっていきました。

 

 

からだをパーツに分けず

頭から足先まで繋げるような

長いストロークは

 

からだ全体も、

そして心とからだも一つなんだということに

気づかせてくれます。

 

より、その統合感を感じられるように

ショーツを脱いで受けていただくことを

おすすめしていますが

それも絶対ではなく

安心感を感じられることが一番。

 

ご自分のお気持ちを大切に

受けていただけたらと思います。

 

触れることと、触れられること。

タッチを通して、共に在るセッション。

 

かけがえのないお時間になりますように。